Music DialogueではDUO PROJECT2023に向けて第2回 DUOオーディションを開催いたします。
Ⅰ. 概要
1)DUOオーディションについて
アンサンブルの最小編成である「二重奏 Duo」を、室内楽としてどう演奏するべきでしょうか。 問題提起の一環として、Music Dialogueはアンサンブルの原点に立ち戻り、二重奏曲を探求するDuo Projectを2021年に始動させました。この度、第2回Duoオーディションを開催いたします。
デュオを構成する二つの楽器の組み合わせは様々ですが、室内楽を通じて「対話Dialogue」する機会を提供してきたMusic Dialogueのオーディションでは、意図的に二つの楽器を対等に扱う二重奏のレパートリーに限定。デュオとしての演奏実績は問いませんが、個人技ではなくアンサンブルとしてのパフォーマンスを審査いたします。
このオーディションは、参加者のなかで相対的な優劣をつけるためのものではありません。真摯な追求姿勢を持つ演奏芸術家を目指すために必要な、秀でた音楽性、演奏技術、演出力は勿論のこと、自分の演奏に個性を持たせる表現力や、将来性を感じさせる発想力を持った若い演奏家たちを見出し、Music Dialogue という、“研究・研鑽の場”を提供することを目的としています。
オーディションで選出される「Music Dialogueデュオ・アーティスト」は、2023年11月10日にHakuju Hallで開催されるDuo Project最終演奏会にて、竹澤恭子・上田晴子という世界的な演奏家と共演する機会を得られるだけでなく、演奏会にむけての数か月間はコーチングや公開リハーサルなど、音楽づくりのプロセスを深堀し実践する経験を積むことができます。
Duo Projectではコーチ陣やスタッフ、サポーターなど色々な立場の人たちと濃密に関わり合いながら、演奏家として成長するために何を学ぶべきなのかを考える機会であると捉えていただき、それに向けて私達も出来る限りのサポートをしていきたいと考えています。ご応募をお待ちしております。
→2022年9月4日に開催されたDUO PROJECT Concert 2022の詳細や関連記事は
ここからご覧いただけます。
2)審査対象となる楽器編成
「ヴァイオリンとピアノ」「ヴィオラとピアノ」「チェロとピアノ」のいずれか。
3)審査日程・内容
■スケジュール
・応募期間:2022 年11 月5 日(土)~ 12 月5 日(月)23:59〆切
・音源審査結果通知:2023 年2 月7 日(月)メールにて通知
・本選:2023年3月7日(火) 会場:ティアラこうとう小ホール
・コーチング/公開リハーサル:2023年4~10月
・DUO PROJECT2023 最終演奏会: 2023年11月10日(金)会場:Hakuju Hall
■審査内容
〇音源審査
各々のデュオ・チームは下記の内容が含まれた二つの動画を提出する。
- 課題楽章 (繰り返しは無し)
◇ヴァイオリン:
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第7番 ハ短調 作品30-2 第2楽章
II . Adagio cantabile ( 10’)
◇ヴィオラ:
シューベルト:アルペジオーネとピアノのためのソナタ イ短調 D821 第1楽章
I . Allegro Moderato ( 9’)
◇チェロ:
ベートーヴェン:ピアノとチェロのためのソナタ 第3番 イ長調 作品 69 第1楽章
I . Allegro, ma non tanto ( 10’ )
- 自由選曲
二つの楽器が対等に扱われた作品(例:「ピアノと〇〇のためのソナタ」など)の中から、1800 年
以降に出⽣した作曲家による曲を自由選曲し、45分から 60分のプログラムを用意する。
ヴィオラに関しては、デュオのために作曲された原作で、ヴィオラとピアノの為に編曲されたものを
オーディションで演奏する事を認める。
〇本選
審査員が指定した40分前後のプログラムを演奏する(自由選曲のみ)。
結果発表は審査終了後の会場で行う。
※自由選曲の曲は音源審査に提出した曲でなくても良い。
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選曲例:
◇音源審査
・課題楽章(10分)
・シューマン ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第1番 20分
・ストラヴィンスキー ヴァイオリンとピアノのためのデュオコンチェルタンテ 16分
◇本選審査
・ストラヴィンスキー ヴァイオリンとピアノのためのデュオコンチェルタンテ 16分
・フランク ピアノとヴィオリンのためのソナタ 30分
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- 審査員〔*審査委員長〕
大山平一郎(ヴィオラ)*、上田晴子(ピアノ)、竹澤恭子(ヴァイオリン)、Music Dialogue アーティスト
5)注意事項
- 曲⽬提出後の変更は認めない。
- 書類提出後、参加承認後にメンバーの変更が⽣じた場合は、参加資格を失う。
- 予選および本選で使用するピアノはベヒシュタイン B210型(C.BECHSTEIN B210)、調律のピッチは442Hzで用意する。
- 審査結果については、いかなる者も異議不服を申し立てることができない。
- このオーディションに参加するにあたっての旅費・宿泊料、並びにその他の費用に関しては、参加者本人が負担する。
6)合格者特典
- 2023年11月10日(金)にHakuju Hallにて開催されるDuo Project2023 最終演奏会への出演
- オーディション本選審査員(上田晴子、竹澤恭子、大山平一郎)によるコーチングと、Duo Project2023 最終演奏会での共演機会
- Music Dialogueが主催する室内楽演奏会(ディスカバリーシリーズ 他)への出演の可能性
- カメラマン平舘 平氏によるデュオ・プロフィール写真の撮影
■スケジュール
- コーチング/公開リハーサル:2023年4~10月(関係者の予定を調整した上で決定)
- DUO PROJECT2023 最終演奏会: 2023年11月10日(金)会場:Hakuju Hall
Ⅱ. 申込方法
1)応募資格
各々の奏者が日本国籍、もしくは日本在住であり、応募締切時点で18才以上満32歳以下であること
(1990年12月6日~2004年12月5日に出生した方)。
2)応募の際に提出するもの
・申込書:本ウェブサイトからダウンロードして記入し、PDFファイルとしてメールに添付(全5頁)
・プロフィール写真:JPEG, PNGファイルなどをメールに添付
・音源審査用の選曲を以下の注意事項に従って録画録音。YouTubeにアップロード(限定公開を
推奨)して、そのURLと演目を申込書に記入すること。
・身分証明書:応募者それぞれの名前、生年月日を証明する公的書類の写し(パスポート、運転免許
証、健康保険証、住民票など)をPDFやJPEGファイルなどでメールに添付
・推薦状:各々の奏者に対し、1 通ずつの推薦状(それぞれ別の⼈物であること)。
ただし応募者が送付するのではなく、署名した推薦者⾃⾝が2022 年12月5日(月)23:59までに
直接、Music Dialogue オーディション係までメールにて送信する事。応募者から送信したものは
無効となる。
◎推薦状送り先:audition@music-dialogue.org オーディション係 宛
~音源作成についての注意事項~
・1台の固定カメラで撮影し、デュオの両名が楽器と共に常時映っていること。
・楽章内での編集は認められない。曲間と楽章間のカットは認める。それ以外の編集は、映像・音声
ともに認めない。
・作成された音源を審査の為に再生した時に、過度な編集がされていると思われる音源は、審査不可
能として、失格とする事もある。なるべく自然に聴くことが出来る音源を提出すること。(例え
ば、残響が特に長い会場は避けるなど)
・アップロードされた動画の解像度は、480p(854×480/DVDと同程度)よりも高いことが望まし
い。
3)参加料
3万円(税込)※デュオとして
・申込を受理した方に通知する案内に従って、納入期間内(通知から10日以内)に参加料を指定の
口座へ振り込むこと。
・振り込み手数料は参加者で負担すること。
・自然災害など、やむを得ない事情で本事業が中止となった場合、参加料は返還される(※振り込み
手数料を除く)。
4)応募締切
2022 年12月5日(月)23:59まで
■申込書/推薦書の送り先:
audition@music-dialogue.org
Duoオーディション係 宛
主催:⼀般社団法⼈ Music Dialogue
共催:Hakuju Hall/株式会社 ⽩寿⽣科学研究所
ー DUO PROJECT 2022 ー