7月26日夜に中目黒GTプラザホールにて、公開リハーサルが行われました 。
今回取り上げたのは9/4の本公演プログラムの中から以下の2曲です。
・ブラームス ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 Op.78(1,3楽章)
竹澤恭子(ヴァイオリン) × ジャンミッシェル・キム(ピアノ)
・プロコフィエフ ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 ニ長調(3楽章)
對馬佳祐(ヴァイオリン) × ジャンミッシェル・キム(ピアノ)
ピアニストの上田晴子さんとMD芸術監督の大山平一郎がコーチとして参加、また字幕解説はピアニストの酒井有彩さんと音楽ライターの小室敬幸さんにしていただきました。
ブラームスのリハーサルでは竹澤恭子さんやコーチ陣から様々なコメントを受けて、キムさんのピアノパートの音楽がどんどん立体的になっていき、竹澤さんのスケールの大きなヴァイオリンパートと対話が生まれはじめてくるのを目の当たりにしました。
アドバイスが飛び交う
またプロコフィエフの3楽章では「シンプルさ」の中に何を見出すか、1音1音のもつ意味について考えてみながら、色彩感を出していくようなプロセスでした。
音楽家が本番に向けて、いかに楽譜を通して作曲家と対話し、細部まで最大級のこだわりをもって音楽づくりを行っているかをお客様にも体験していただくことができたようです。
■お客様からのコメント■
・解説やスコアを見ながらリハを拝見できるのは初めての経験でしたが、あっという間に120分でした。リハの中で曲がどんどん変化していくのが分かり、とても楽しかったです。
・楽譜に書かれた意味をどう解釈するか、考えさせる指導が大変勉強になりました。相手のパートに書かれている表現を助ける、という視点も室内楽ならではと思いました。
・コーチの方々のアドバイスの多様さと、その一言で変化していくのが実感できる、ひと時でした。
ー---
9月4日(日)のHakuju Hallでの本公演の前に、2回目の公開リハーサルを9月1日に開催いたします。
次回はシマノフスキの「神話」と、プロコフィエフを取り上げる予定です。デュオアーティストたちがコーチの上田晴子さんや大山平一郎と、これらの曲をどう深堀りしていくのか、一緒に体験してみませんか?
〇本公演 teket.jp/971/12873
2022年9月4日(日) 17:00~19:30(16:30 開場)
〇公開リハーサル/コーチング teket.jp/971/12743
2022年9月1日(木) 19:00~21:15(18:30 開場)
©️Taira Tairadate