【ディスカバリー・シリーズ3月公演に向けて】 水谷 晃さんより

2026.01.20
3月1日ディスカバリー・シリーズ公演の第2部で Music Dialogue Ensemble(弦楽アンサンブル)のコンサートマスターをつとめていただく水谷 晃さんからメッセージをいただきました。

僕も少しずつ歳を重ね、指導者として音楽に接する機会も増えてまいりました。
そんなある日、我らの巨匠・大山平一郎さんから次のように言われたことがあります。
「自分の前に立っているその人のことを、絶対に自分より優れている人と思いなさい。」
そのお言葉自体、素晴らしいものなのですが、僕はその背後に大山さんご自身が積み重ねてこられた時間… つまり、大山さんの先生である齋藤先生やウィリアム・プリムローズ、ジョゼフ・ギンゴールド両先生、枚挙にいとまがない伝説的な指揮者や共演者との時間も、同じくそのようであったに違いないと、腑に落ちたのでした。

音楽とはそういうものなのです。

このアンサンブルは多方面に活躍するMusic Dialogue アーティストたちが、この日のためだけに帰ってくる、まるでお正月のようなコンサート。再会を喜び、それぞれの場所で得たものが音に乗せられ、シェアし合う。

公開リハーサルでは見る見る音が集まっていく様子がご覧いただけるでしょう!また、このコンサートでは「マエストロ・大山」にお目にかかれるのも特別です。演奏家として以上に和やかに、冗談も多く立っていらっしゃいますが、ひとたび指揮棒を手に取ると作曲家と魂で繋がっているのが分かるのです。そこから覗く音楽に対する献身と奉仕の心。それは今、耳にされている音楽がたとえ100年でも200年前のものでも「人」を通して今に伝えるものであり、そのままMusic Dialogueの空気なのです。

ぜひ、会場に足を運んでいただけましたら幸いです!

水谷 晃(ヴァイオリニスト)

2024年7月の10周年コンサート 弦楽アンサンブルのリハーサルより


水谷 晃【ヴァイオリン】
大分市生まれ。桐朋学園大学を首席で卒業。ヴァイオリンを小林健次氏、室内楽を原田幸一郎・毛利伯郎の各氏と東京クヮルテットに師事。在学中Verus String Quartetを結成し松尾学術振興財団より助成を受け、イェール大学夏期アカデミー・ノーフォーク室内楽フェスティバルに参加。その後、第57回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第三位入賞。
2010年4月より国内最年少のコンサートマスターとして群馬交響楽団コンサートマスターに就任。2013年4月〜2023年3月まで東京交響楽団コンサートマスター。10年間の在団中、音楽監督ジョナサン・ノット氏指揮での「英雄の生涯」を含む多数のCDが発売。
2024年4月より東京都交響楽団コンサートマスターに就任し、現在、オーケストラ・アンサンブル金沢客員コンサートマスターを兼任。ゆふいん音楽祭音楽監督を務める他、室内楽奏者として木曽音楽祭を含む各地の音楽祭にも出演。母校・桐朋学園大学講師として後進の育成にも取り組んでいる。Music Dialogueアーティスト。


チケット発売中。公開リハーサルの一般席は完売となりました。

○字幕実況解説付き公開リハーサル
【日時】2026年2月27日(金) 18:30 開始(18:00 開場)
【会場】めぐろパーシモン小ホール
【曲目】グリーグ  ホルベアの時代から(ホルベルク組曲) 作品40
    ブリテン  シンプル・シンフォニー 作品4
    エルガー  序奏とアレグロ 作品47
【解説】小室 敬幸(作曲、音楽ライター)

○本公演
【日時】2026年3月1日(日) 15:00 開演(14:30 開場)
【会場】Hakuju Hall
【曲目・出演】
ー 第1部:DUO・室内楽 ー
コダーイ  ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 作品7
 矢野 玲子(ヴァイオリン)/ 笹沼 樹(チェロ)
ボロディン  弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調
 土岐 祐奈(ヴァイオリン)/ 伊東 真奈(ヴァイオリン) / 中 恵菜(ヴィオラ)/ 加藤 文枝(チェロ)

第2部:弦楽アンサンブル ー
グリーグ  ホルベアの時代から(ホルベルク組曲) 作品40
ブリテン  シンプル・シンフォニー 作品4
エルガー  序奏とアレグロ 作品47
      ソロ四重奏団:石上 真由子・伊東 真奈・田原 綾子・金子 鈴太郎

 指揮:大山 平一郎
 第1ヴァイオリン:水谷 晃・石上 真由子・土岐 祐奈・矢野 玲子
 第2ヴァイオリン:枝並 千花・伊東 真奈・北川 千紗
 ヴィオラ:中 恵菜・田原 綾子・菊田 萌子
 チェロ:加藤 文枝・金子 鈴太郎・笹沼 樹
 コントラバス:永井 桜・瀬 泰幸


 



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