ディスカバリー・シリーズ3月公演に向けて、カルテット・アマービレでもご活躍のヴァイオリニスト、篠原悠那さんからメッセージをいただきました。
=====
皆様、こんにちは。
3月のディスカバリーシリーズに出演させていただきます、ヴァイオリンの篠原悠那です。
以前こちらのシリーズで、カルテット・アマービレと大山先生でブラームスの弦楽五重奏の1番、2番を共演させて頂いた際、大山先生からブラームス特有の楽譜の読み方、時代背景から表現に適した右手や左手の技術を教えて頂き、その時は新鮮な驚きが多く、いっぱいいっぱいだった記憶… 今回演奏するブラームス弦楽六重奏曲第2番で応用し活かせたらと思っております。 五重奏の第2番の第3楽章は墨絵のようだと先生がおっしゃってたのですが、今回演奏する2楽章も少し似ている気がしてます… 墨絵のような…そこに彩りがある水彩画のような美しさを感じます。
モーツァルトが亡くなる前の年に書いた弦楽五重奏曲第5番は、今回初めて演奏いたします。 この4楽章を初めて聴いた時、カルテットで勉強したベートーヴェンの弦楽四重奏第3番の4楽章とそっくり!という印象でしたが、影響を受けたのでしょうか…。 オペラを聴いてるような作品で、演奏できることがとても楽しみです。
私自身バイオリンを初めて早25年以上になりますが、まだまだ毎日新しく勉強する作品が多く…2回目3回目と改めて勉強する作品も、久しぶりに演奏すると新しく見えてくる景色や発見の連続。共演者によっても全然違う魅力を感じられる音楽の世界に、また室内楽というジャンルで人と密に演奏出来る喜びは特別幸せに感じます。 今回ご一緒させて頂くみなさまは昔からお世話になってる方々ばかりですが、室内楽では「初めまして」なのでどきどきです。 2月28日公開リハーサルから3月3日の本公演と、どうぞよろしくおねがいいたします!
篠原悠那(ヴァイオリニスト)
篠原悠那 SHINOHARA Yuuna 【ヴァイオリン】
第80回日本音楽コンクール第2位、岩谷賞(聴衆賞)受賞。カルテット・アマービレのメンバーとして第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位、ニューヨークYCAオーディション第1位受賞。第22回ホテルオークラ音楽賞受賞。メニューイン国際音楽アカデミー(スイス)を修了しディプロマを取得、桐朋学園大学大学院修士課程修了。辰巳明子、マキシム・ヴェンゲーロフ、篠崎史紀各氏に師事。使用楽器は1832年製G.F.プレッセンダ ex“カール・フレッシュ” (宗次コレクション)
お申し込みはこちらから
Music Dialogue ディスカバリーシリーズ 2022-2023 3月公演 in東京 – パスマーケット (yahoo.co.jp)
○字幕実況解説付き公開リハーサル
【日時】2月28日(火) 19:00開始 (18:30開場)
【会場】中目黒GTプラザホール (中目黒駅南口よりすぐ)
【料金】一般 2,000円、学生 500円 (自由席)
○本公演
【日時】3月3日(金)19:00開演 (18:30開場)
【会場】築地本願寺 講堂(築地駅よりすぐ)
【料金】一般 4,000円、学生 2,000円 (自由席)
【曲目】
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第5番 ニ長調 K.593
ブラームス:弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 作品36
【出演】
篠原悠那(Vn.)、枝並千花(Vn.)、山本周(Vla.)、
大山平一郎(Vla.)、矢部優典(Vc.)、加藤文枝(Vc.)
※プログラムや出演者は都合により変更になる場合があります。
※お客様のご都合による申し込み後のキャンセル及び返金はお受けできません。予めご了承ください。 全てお座席は自由席となっております。