あなたにとって「室内楽」とは・・③

2026.01.31

室内楽塾 受講生名に、”あなたとって「室内楽」とは・・”
の質問をしてみました。

「室内楽って何?」を一般的な定義ではなく、演奏する側として言葉で表現する 第2弾!
年始に京都での塾を終えたばかりのアーティストから、熱い感想を込めての室内楽への想い・醍醐味の紹介をいただきました。京都塾の写真とあわせてご覧ください。

©Ryosuke Yagi


「室内楽とは、お互いの命綱を握り合うこと」

 名田 卓麻(チェロ)

室内楽には指揮者がいません。リハーサルでは、各奏者が自らの心の内を明かし、相手の意見を受容する必要があります。音楽に必要なパーツが欠けているときは全員で悩み、客席にもアドバイスを求めます。私にとって室内楽は、傑作という巨大な山の頂を見据えて、お互いの命綱を握り合いながら進むことのように思えます。


「自分を映す鏡」


 伊東 咲耶(ヴァイオリン)

他者との対話を通して深く自分と向き合うことができる機会だと考えています。アンサンブルにおける共通言語を持っていく過程で、他者と自分を照らし合わせたときに、自分に足りないものがより鮮明になるような感覚があります。


「私にとって室内楽とは、相手の音に触れることで、自分の音や心が揺さぶられ、ひとりでは決して見ることのできない景色に出会える音楽です」

 羽室 芽衣(ヴァイオリン)

室内楽塾を通して、相手の音を取り込み対話ができていると感じられたときに、音楽が自然に流れ出し自分ひとりで弾いている時には感じられない充実感を感じました。一方で、自分の技術不足から思うように弾けなかったり、余裕を失って全体の音が聴けなくなる瞬間が少しでもあると、その流れを断ってしまい、音楽が全く別のものになってしまうという室内楽の繊細さに気づかされました。


「想いを尊重し合う対話の場」

山之内 真凛(ヴィオラ)

言葉や態度では表しきれない、細やかな感情を交わすことのできる対話の場だと思います。相手の意見に頷いて共感したり、引き立て役に回ったり、全員の声を包み込んだり、ぶつかり合いながらもお互いの考えや想いを尊重し合う時間だと感じています。

お客様の声 ~アンケートより~
ほぼ完成されたゲネプロは何度か見学したことがありますが、今回のように音楽を創り上げていく過程の見学ははじめてで、一般愛好家にとっては大変興味深い体験でした。
本番では一瞬に過ぎていくパッセージも一つ一つ丁寧に作り込まれていることが伺えました。
いつもオーケストラ曲中心で室内楽にあまりなじみがなかったのですが、今回をきっかけに色々な名曲を聴き込んでみたくなりました。(50代男性)


続けて3月は、東京での開催です。室内楽塾では自ら応募し選ばれた若手アーティストが、講師を交えたグループを組み、演奏会に向けて音楽づくりに取り組みます。初日の「初めまして」から3日間のリハーサル、レッスンで各々の想いをもって曲に取り組み、音楽をどう作っていくのか、変化の過程も楽しみいただけます。

室内楽塾 in 東京2026 受講生による演奏会・公開レッスン

公開レッスン
3月13日(金) 9:30~19:45
3月14日(土) 9:30~19:45
3月15日(日) 9:30~19:45
【会場】旧園田高弘邸

ファイナルコンサート
3月16日(月)開演19:00 / 開場18:30
【会場】トーキョーコンサーツ・ラボ(東京都新宿区西早稲田2-3-18)
【曲目】ブラームス ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34 
    シューマン ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44 
    ベートーヴェン 弦楽五重奏曲 ハ長調 作品29
    ブラームス 弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 作品18
    ※一部抜粋となります。

詳細・チケットはこちらから


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