あなたにとって「室内楽」とは・・⑥

2026.04.03

室内楽塾 受講生に、”あなたとって「室内楽」とは・・”
の質問をしてみました。

「室内楽って何?」を一般的な定義ではなく、演奏する側として言葉で表現する 第3弾の2!
2026年東京塾の参加生のみなさんの言葉を紹介いたします。


「共演者、そして作曲家との対話」

 蕨野 真美(チェロ)

様々な編成の作品の中でも、特に室内楽は偉大な作曲家の人間的な部分を垣間見ることのできるジャンルだと感じる。しばしば「対話」に例えられるように、そこには生々しい感情や葛藤が表現されており、遠い存在である歴史上の巨匠たちにさえ、ある種の親近感を抱いてしまうほどだ。
今回の講習会を通して、共演者とのアンサンブルだけでなく、楽譜の向こう側にいる作曲家と語り合うような、深い「対話」のあり方を学ぶことができた。


「音を通じた対話」


 神成 美玖里(ヴァイオリン)

曲をつくりあげる過程では話し合うこともありましたが、最後は互いの音をよく聴き、思いを投げかけ合い、それに反応しながら音楽を形にしていきました。物理的な距離が近い分、共演者ともお客様とも音を通じてつながりやすいことが、室内楽の魅力だと感じます。


「新しい世界を創る」

田中 里奈(ヴァイオリン)

室内楽塾に参加して、自分以外の人と弾くことで初めて生まれる音色があり、それが幾重にも重なることによって様々な世界が創られていくことを感じました。
この特別な瞬間を感じることができた時、室内楽に取り組んでいて本当に良かったなと思っています。


「その瞬間、そのメンバーとしか生まれない音楽」

大島 みなみ(ヴァイオリン)

同じ曲でも、一緒に演奏する人やその日の空気によって響きや表現が変わり、毎回違う音楽が生まれることに魅力を感じる。
お互いの音を聴き合いながら、一つの音楽を作り上げていく楽しさと難しさを実感した。


3日間の集中レッスンで取り組んだ、ブラームス ピアノ五重奏曲、ベートーヴェン 弦楽五重奏曲、シューマン ピアノ五重奏曲、ブラームス 弦楽六重奏曲の4曲を、たくさんのお客様の前で演奏しました。

お客様の声 ~最終演奏会 アンケートより~
普段、生で演奏を聴くことがなく、このコンサートくらいでしか聴くことはないのですが、私と同じような年齢で、優雅で感動的な演奏ができるのは、本当に格好良くて、自分も頑張らなくては、とやる気をもらいました。レッスンも朝早くから夜遅くまでやっていて、日頃の努力、継続力に、思わず尊敬してしまいます。その上、奏者同士呼吸を合わせるだけで演奏が美しく揃っていて、呼吸が大事と聞いていた以上にその重要性を感じました。
本当に10代20代で人々を感動させる演奏ができるのかと感じ、もっと沢山の人に知って、聴いてもらいたいなと思います。(10代女性)

どの曲も公開レッスンで指摘されたこと、学んだこと、共有したことが、遺憾なく本番に「音の形」として出ていたと思った。
個人的好みもあり、シューマンはとても素敵で素晴らしかった。ピアノと弦との掛け合いが絶妙で、シューマンの魂が表れていたと思う。「名曲ここにあり」という感じだった。
作曲家の素晴らしさを再確認、味わうのも演奏会の良さだと思う。(50代男性)

2025年12月に開催した「ヤング・アーティスト・パフォーマンス」が、名前を変えて、「ヤング・アーティスト・シリーズ」としてスタートします。

Music Dialogue 室内楽塾(京都・東京)に参加し、研鑽を積む30歳未満の演奏家を対象に、次なるステップとしての学びと演奏の機会を提供することで、プロの演奏家を目指す一歩を応援する企画です。選ばれたメンバーが、室内楽塾と同様、芸術監督 大山平一郎やMusic Dialogueアーティストと共演しながら、理解・演奏を深め、その成果をコンサートで披露します。

日時:2026年7月1日(水) 19:00開演 
会場:中目黒GTプラザホール
出演:羽室 芽衣(ピアノ)、 石上 真由子、伊東 咲耶、荻原 緋奈乃、田中 里奈、(ヴァイオリン)、 大山 平一郎、山之内 真梨(ヴィオラ)、 井上 帆乃香、蕨野 真美(チェロ) 
4/15(水)チケット発売予定




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