みなさん!
「クラシック音楽」の
本当の意味
知っていますか?
そんなあなたに!
Music Dialogue オデッセイ・シリーズ 「芸術を探求する旅」
オンライン連続講座 Vol. 1 :
芸術を自分の言葉で語れるようになろう!【全4回】
ナビゲーター : 小室 敬幸
※すべて20:30開始 22:00終了予定
※第1回から第4回までのチケット販売はすべて終了しました。ありがとうございました。
なぜ、これまで「芸術」は高い価値をもっているとされてきたのか? 伝統的な価値観を支える思考を、クラシック音楽を事例にして学びます。その上で、個々人の好き嫌いに寄らない、現代の社会における芸術の新しい価値をどのように提示していけるのかを考えます。
普段、何気なく使っている「文化」「芸術」「クラシック音楽」という言葉。厳密な定義がなされぬまま使われることが多いため、誤解やディスコミュニケーションが起こりがちです。そこで、そうした言葉の成り立ちにさかのぼり、更には歴史のなかでその言葉の意味がどう変化してきたのかを改めて学び直すことで、文化・芸術を支える価値観を理解し、発信のための基礎をつくります。
歴史は、客観的な事実を単に積み上げているわけではなく、第1回で学んだような価値観をもとに記述されています。第2回では現在、西洋音楽史(クラシック音楽の歴史)として当たり前のように書かれている歴史認識がどのような文脈で生まれたものなのかを学びます。普段は語られない歴史のブラックボックスを分かりやすく紐解くことで、参加者各々がもっている価値観の根源を探り、更新を促します。
第2回で学んだ「音楽史の裏側」を踏まえつつ、そこからこぼれ落ちてしまう価値観でクラシック音楽を捉え直す方法を第3~4回では考えます。まずは通常の音楽史では捨象されてしまうことが多い18~19世紀当時のヨーロッパ社会における、音楽家のリアルな生活に迫ってまいります。生い立ち、キャリアの変遷、収入事情などから見えてくるベートーヴェンの音楽家としての処世術をかげはら史帆さんがゲストとしてお話しくださいます。かげはらさんが2018年に出版した著書『ベートーヴェン捏造 ―名プロデューサーは嘘をつく―』は、宮部みゆき氏や江川紹子氏といった各界の文化人にも称賛されています。
最終回では、第3回で学んだような伝統的な芸術の価値観に縛られない視点を、どうすれば自力で築いていけるのかを学びます。ゲストに来てくださるのは、英文学と西洋美術のバックグラウンドを持ちながら、仏・伊・英・独・蘭・西語……と、多様な言語の翻訳をこなす翻訳家・音楽ライターの白沢達生さんです。WikipediaやIMSLP(※楽譜の青空文庫)といった無料で気軽に使えるWEBサイトを駆使して、歴史・美術・文学と音楽を関連させて読み解く実践的な方法を身につけます。
「文化・芸術の意味をきちんと理解する」
「文化・芸術の意味をきちんと理解する」
「音楽の歴史を正しく読み解く」
「ベートーヴェンの生き方戦略から分かること」
(ゲスト : かげはら史帆さん)
「思考停止せずに音楽と他領域をむすびつけるシンプルな方法」
(ゲスト : 白沢達生さん)
私たちは、室内楽を通して、若手演奏家が経験豊富な演奏家と一緒に真の音楽創りを学ぶことで、アンサンブルの本質を理解できる優れた演奏家になるためのお手伝いをしていきたいと考えています。室内楽が楽器同士の「対話(Dialogue)」であるように、様々な国の演奏家や他分野の芸術家と「対話(Dialogue)」し、幅広い年代の聴き手と「対話(Dialogue)」する機会を通じて、若手演奏家は多くの学びを得ることができると考えています。そうした幅広い「対話(Dialogue)」を通じて、世界を舞台に活躍する音楽家やアート・マネジャーが育っていくことを期待しています。