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オデッセイ・シリーズ 2025-2026 第1回「エネスコを生み育てた世界」

イベント日程:2025.04.18

西洋クラシックの室内楽作品は、どのような状況で、どんな考えから生み出されたのでしょう?

 Music Dialogueに登場する作曲家の境遇やその時代・地域の社会背景に目を向け、音楽のより豊かな意味を深く探ってゆくオデッセイ・シリーズ。2020年夏 オンライン講座として発足しましたが、今シーズンは、登壇者を含め参加される皆様が、ともに学び「探求する場」としてリアル開催いたします。

 MDアーティストがゲスト出演し、演奏家の視点から話題提供してもらいます。参加者の皆様が、演奏会とは異なる刺激を通じてMusic Dialogueディスカバリー・シリーズの演目をはじめ、クラシック音楽をさらに深く味わうヒントや、思いがけない発見があることでしょう。

第1回 エネスコを生み育てた世界

エネスコ幼少期のルーマニア(古都ヤシの広場、1890年)

 クラシック音楽の傑作が数多く生まれた19~20世紀初頭の中欧・東欧。この時代、そこにどのような「国」が存在し、どんな社会で音楽が演奏されていたのでしょうか。ウィーン、ベルリン、パリなど西欧の大都市との関係を辿りながら、ディスカバリー・シリーズ第1回目の主役、ジョルジュ・エネスコの知られざる姿に迫ります。   
 作曲家であるだけでなく、ヴァイオリンとピアノの名手、そして教育者でもあったエネスコ。メニューイン、グリュミオー、リパティ、ギトリスといった彼の教え子たちは、後に欧米の舞台で名演奏家として活躍しました。

 司会進行はディスカバリー・シリーズ公開リハーサルでおなじみの小室 敬幸さん、パネリストとして、歴史関係のイベントでも活躍する翻訳者の 白沢 達生さん、Music Dialogue 芸術監督 大山 平一郎が登壇します。第1回の特別ゲストは、エネスコを愛するヴァイオリニスト 石上 真由子さんです。
 

 ヨーロッパの歴史から、エネスコへの想い、ディスカバリー・シリーズで取り上げる曲の解説まで取り上げます。机上の世界地図でヨーロッパの歴史・変動を感じていただき、また、エネスコの楽曲へ距離を縮めていくという流れです。休憩後のダイアローグでは、会場のみなさんとのディスカッションをお楽しみください。

基本情報

出演
©Masatoshi Yamashiro
石上 真由子
ヴァイオリン
プロフィール
白沢 達生
音楽ライター
プロフィール
小室 敬幸
音楽ライター
プロフィール
大山 平一郎
芸術監督/ヴィオラ
プロフィール
主催
一般社団法人 Music Dialogue
協力
Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所

オデッセイ・シリーズ第1回

日時
2025418(金) 19:00~21:00(18:45 開場)
会場
株式会社白寿生科学研究所 本社ビル2階大研修室(Hakuju Hall同建物内) (代々木公園駅(千代田線)出口1より徒歩5分、代々木八幡駅(小田急線)南口より徒歩5分)
料金
一般3,000 
学生1,000 

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知れば知るほど「なぜ?」がいろいろなところに潜んでいる西洋クラシック音楽。楽譜を読み込んだり、音楽書籍を読んだりしているだけでは見えてこない、名曲が生まれた社会背景や作曲家たちの日常感覚など「もう一歩先」を知るためのきっかけを、さまざまなゲストとともに探ってゆくシリーズです。

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