DUO PROJECT

※募集は締め切りました。

オーディションの意義

 アンサンブルの最小編成である「二重奏 Duo」を、室内楽としてどう演奏するべきでしょうか。 問題提起の一環として、Music Dialogueはアンサンブルの原点に立ち戻り、二重奏曲を探求する「デュオ・プロジェクト」を始動させ、オーディションを開催いたします。

 デュオを構成する二つの楽器の組み合わせは様々ですが、室内楽を通じて「対話(Dialogue)」する機会を提供してきたMusic Dialogueのオーディションでは、意図的に二つの楽器を対等に扱う二重奏のレパートリーに限定。個人技ではなくアンサンブルとしてのパフォーマンスを審査いたします。

 このオーディションは、参加者のなかで相対的な優劣をつけるためのものではありません。真摯な追求姿勢を持つ演奏芸術家を目指すために必要な、秀でた音楽性、演奏技術、演出力は勿論のこと、自分の演奏に個性を持たせる表現力や、将来性を感じさせる発想力を持った若い演奏家たちを見出し、Music Dialogue という、“研究・研鑽の場”を提供することを目的としています。

審査対象となる楽器編成

「ヴァイオリンとピアノ」「ヴィオラとピアノ」「チェロとピアノ」のいずれか。

演奏曲目

  • 二つの楽器が対等に扱われた作品(例:「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」など)の中から、「1798年以前に出生した作曲家による1曲」と「1799年以降に出生した作曲家による1曲」を選曲し、2曲で計50~60分のプログラムを用意する。
  • 「第一次予選」「第二次予選」「本選」は、すべて同一の曲目で審査される。
  • 曲目提出後の変更は認めない。

審査日程・内容

応募期間20217月6日(火)~ 8月6日(金)  
第一次予選8月15日(日) 音源審査(開始日)
9月6日(月) 第一次予選 結果発表(メール通知)
第二次予選10月20日(水)~21日(木) ティアラこうとう 小ホール【非公開】
10月21日(木) 結果発表(メール通知)
本選11月8日 (月)13時30分 ティアラこうとう 小ホール【公開】

審査員〔*審査委員長〕

第一次・第二次予選大山平一郎(ヴィオラ)* 、Music Dialogue アーティスト審査委員
本選大山平一郎(ヴィオラ)* 、上田晴子(ピアノ)、竹澤恭子(ヴァイオリン)

合格者特典

  • オーディション本選審査員(上⽥晴⼦、⼤⼭平⼀郎、⽵澤恭⼦)によるコーチングと、共演機会の提供
  • Music Dialogueが主催する室内楽コンサート(Duo Projectコンサート、Discovery Series)への出演(Duo Projectコンサートは2022年度にHakuju Hallで開催の予定。演奏会に向けて、2022年2⽉以降に3回程度のコーチングを合格者の予定に合わせて調整)

詳しくは募集要項(PDF)を必ずご確認のうえ、お申し込みください。


オーディション本選 審査員 プロフィール

大山平一郎

英国のギルドホール音楽学校を卒業。1972年マールボロ音楽祭にヴィオリストとして参加後数多くの国際音楽祭に招待され、またギドン・クレーメル、ラドゥルプー、ミッシャ・マイスキーなど著名な音楽家とも共演する。1973年カリフォルニア大学助教授に就任。1979年にジュリーニ率いるロサンセゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者に任命され、1987年にプレヴィンから同楽団の副指揮者に任命される。その後サンタフェ室内楽音楽祭芸術監督、九州交響楽団の常任指揮者、大阪交響楽団の音楽顧問・首席指揮者等を歴任。福岡市文化賞、文部科学大臣賞(芸術祭優秀賞)を受賞。現在、The Lobero Theatre Chamber Music Project(米国サンタ・バーバラ)音楽監督、CHANEL Pygmalion Days 室内楽シリーズのアーティスティック・ディレクター、Music Dialogue 芸術監督。

©三浦興一

上田晴子

パリ国立高等音楽院室内楽科助教授、ピアノ科准教授。 東京芸術大学大学院修了。1986 年、ロン・ティボーコンクール入賞。ソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行う。共演する演奏家は、J.J.カントロフ、A・デュメイ、S・ルセフ、小林美恵、玉井菜摘 (Vn)など。録音は、ALM よりカントロフとのレコード藝術紙特選の「ドホナニ、エネスコ・ヴァ イオリンソナタ集」「エネスコ、ブゾーニ・ヴァイオリンソナタ」「ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ 全曲集」など多数2019 年2月に姫路市文化芸術賞受賞。2020年、音楽之友社より『応用がきく! 上田晴子のライヴ・レッスン 弾いて、聴いて、楽しく学ぶ室内楽』が単行本で発売。

竹澤恭子

桐朋女子高校音楽科在学中に日本音楽コンクール第1位。1986年インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール優勝。これまで、ニューヨーク・フィル、ボストン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など、国内外の主要オーケストラと共演。近年は水戸室内管弦楽団、セイジオザワ松本フェスティバルへも参加。しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト。使用楽器は、1724年製アントニオ・ストラディヴァリウス。


コメント

デュオで演奏される音楽には、ピアノが弦楽器と対等なパートナーとして構想されている作品が少なくありません。こうした作曲家本来の意図に一緒に迫ってくれる将来有望な演奏家たちを探すために、Music Dialogue初となるオーディションを開催します。上田晴子さん、竹澤恭子さんという世界の第一線で活躍する音楽家たちと室内楽経験を積んでこられた方々が一緒に審査員を務めてくださることになり、これほど心強いことはありません。

Music Dialogue 芸術監督
大山平一郎

ヴァイオリンとピアノのためのソナタ、チェロとピアノのためのソナタなのに、どうしてピアノは伴奏扱いになるのか。また、弦楽器コンクールではピアノが現れるのに、ピアノコンクールでは他楽器とのデュオがないのか、という疑問は常々ありました。最小限の室内楽ユニットであるデュオ。ソロと伴奏というバイアスを外す企画に大きく賛同いたします。

Hakuju Hall支配人
株式会社 白寿生科学研究所 代表取締役社長
原 浩之


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