ヤング・アーティスト・シリーズ 2026 を開催しました。②

2026.07.13

室内楽塾に参加した若手演奏家のステップアップの場としての「ヤング・アーティスト・シリーズ」第一回目を開催し、沢山のお客様にご来場いただきました。
出演のヤングアーティストから、リハーサル前から作曲家や楽譜を読み込み曲を理解する準備の必要性、講師と共演することで、音色の多彩さを身をもって感じ取ったなど、それぞれが学びの手ごたえをつかんだ感想が届きました。写真からも伝わる真剣な取り組みの表情とともに、ご覧ください。

羽室 芽衣(ピアノ)

弦楽器が重要な旋律を担当し、ピアノが伴奏をする場面では、タイミングを細かいところまで合わせようとすることが多かったのですが、重要なのは細かなタイミングよりも、音楽全体の方向性や音色、フレーズの流れを共有すること、その瞬間に流れている音をキャッチしてその音と対話しながら演奏する大切さを感じました。また、先生方が音色や音楽の方向性を示してくださり、それに応えながら音楽を作る場面が多くあり、音色の引き出しもさらに増やしていく必要があると思いました。



伊東 咲耶(ヴァイオリン)

初めて2ndの演奏で、細かなモチーフの存在感を意識しながら、バランスを考えて陰影をつけながら存在感を出すことがまだ足りていないように感じました。室内楽を勉強するのはとても楽しく、充実した時間を過ごさせていただきました。


荻原 緋奈乃(ヴァイオリン)

言葉では表し尽くせないほどの異様な力を持つピアノクインテットで、作品を理解することが演奏する上でいかに重要であるかを身をもって学びました。先生方との演奏で、自分の音色の選択肢がまだまだ少ないこと、そして場面ごとにどのような音色を選択するべきかという判断力が不足していることを痛感しました。楽譜のさらに細かいところまで突き詰め、曲全体について考えられるようになりたいです。


田中 里奈(ヴァイオリン)

濃密な音の出し方やビブラートのかけ方、フレーズや構造の読み解き方など、、本当に勉強になりました。より多彩な音色を追求していきたいと思いました。リハーサルを重ねることで聴こえ方が変化してきて、音楽が浮き上がってくるようになる感覚を今回も感じることができました。普段他の曲を勉強する時も、今回学んだ事を心に留めて向き合っていきたいと強く思います。


山之内 真梨(ヴィオラ)

作曲家が大切にしているモチーフにいち早く気付き、それを演奏に反映できる感性を磨いていきたいです。先生方の演奏を間近で聴き、自分の音色の引き出しを増やしていく必要性を感じました。主旋律を奏でている楽器を最大限に響かせるための工夫を、リハーサル中から積極的に試していきたいと思いました。全体を見渡したテンポ設定を心がけ、音楽を自然に運べるようになりたいです。


井上 帆乃香(チェロ)

リハーサルまでに作品の背景や作曲家について事前に調べておくことの大切さを改めて実感しました。作品が生まれた背景や作曲家の思いを理解することで、音楽への向き合い方や表現の方向性がより明確になると感じました。
先生方との共演で、一つのフレーズにもさまざまな表現方法があり、その引き出しの多さに驚き、視野が広がりました。この経験を今後の演奏にも生かし、より説得力のある演奏ができるよう努力していきたいです。


蕨野 真美(チェロ)

スコアの読み込みが足りなかったことが課題で、自分のパートだけを追っているとアンサンブルとして成り立たなくなってしまうことを痛感しました。アンサンブルにおいてチェロのバスの責任を感じ演奏していましたが、ヴィオラも中音域と低音域を行き来していることを加味し、音量調整が必要であると気づきました。


講師の「音楽が好きがたまらない」があふれ出る演奏と、それを肌で感じ演奏するヤングアーティストの音楽となりました。


ヤング・アーティスト・シリーズ 2026

【本公演】2026年7月1日(金) 19:00開演 @中目黒GTプラザホール
【公開リハーサル】2026年6月28日(日)@旧園田高弘邸

ブラームス 弦楽五重奏曲 第2番 ト長調作品111
 田中 里奈 / 伊東 咲耶(ヴァイオリン)/ 山之内 真梨 / 大山 平一郎(ヴィオラ)/ 蕨野 真美(チェロ)
フランク ピアノ五重奏曲 ヘ短調
 羽室 芽衣(ピアノ)/ 石上 真由子 / 荻原 緋奈乃(ヴァイオリン)/大山 平一郎(ヴィオラ)/ 井上 帆乃香 (チェロ)
ナビゲータ
 小室敬幸(作曲、音楽ライター)

主催:一般社団法人 Music Dialogue
協賛:醍醐ビル株式会社
   


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