９月のディスカバリーシリーズに出演されるヴァイオリニストの北川 千紗さんからメッセージをいただきました。
Music Dialogue10周年という大きな節目の年に、ディスカバリーシリーズで数多くの作品と触れ合うことができて大変光栄です。今回演奏させていただく2曲の中にブラームスの作品がありますが、ブラームスの音楽については昨年から今年にかけて、大山先生にたくさんご指導いただきました。そのおかげでかなり理解を深められつつあり、回数を重ねるごとに演者の組み合わせも変わったり自分なりにやってみたい表現が出てきたりと、変化を楽しめる段階にきています。
Music Dialogueのシリーズに参加し始めた頃に室内楽のレパートリーをもっと増やしたいと目標を立ててから、色々なセッションに参加させていただいて約3年が経ちましたが、本当に充実した音楽生活を送れていると感じております。
さて、音楽とは少し離れますが私は最近、時間が空いたりいろんなことに悩んだりした時にジムに行く習慣をつけ始めました。昨年末にコンチェルト3曲を１つのコンサートで演奏するという機会があり、何から手をつけるか…と悩んだところまず筋トレをしよう！と思い立ち契約しました。最初は成果が出ているのか謎でしたが続けていると、なんだか演奏中に疲れづらくなったような、肝心な時に力が持続するような気がしています。これからもハードなトレモロや16部音符、繊細すぎる音楽に打ち勝てるように通い続けようと思います。
そんなことはさておき、今回も素敵なアーティストの方々との共演で皆様に楽しんでいただけますよう全力で取り組みます！どうぞよろしくお願いいたします。
北川 千紗（ヴァイオリニスト）
北川 千紗 KITAGAWA Chisa【ヴァイオリン】
第89回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞（聴衆賞）を含む4つの特別賞受賞。翌年ウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール第2位。3つの最年少優勝を皮切りに、2009年より11の国際コンクールで優勝とグランプリを獲得。大垣市文化奨励賞、岐阜県芸術文化奨励受賞。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学卒業。桐朋学園大学大学院修士課程修了。2023年コンセルトヘボウ（アムステルダム）にてデビュー。
上野隆司財団及びRT基金（ワシントン）よりGuadagnini1779を貸与されている。
※ディスカバリー・シリーズ9月公演は、公開リハーサル・本公演ともに、完売しております。
○字幕実況解説付き公開リハーサル
【日時】9月26日（木） 19:00開始 (18:30開場）
【会場】中目黒GTプラザホール (中目黒駅南口よりすぐ)
【曲目】シューマン：ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品444
【出演】江崎 萌子（Pf.）、北川 千紗（Vn.）、 石上 真由子（Vn.）、 中 恵菜（Vla.）、 加藤 文枝（Vc.）
【解説】大山 平一郎（芸術監督）、小室敬幸（作曲、音楽ライター）
○本公演
【日時】9月29日（日）17:00 開演（16:30 開場）
【会場】築地本願寺 講堂（聞法ホール２F）
【曲目】
シューマン：ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品444
ブラームス：弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 作品88
【出演】石上 真由子（Vn.）、 北川 千紗（Vn.）、 中 恵菜（Vla.）、大山 平一郎（Vla.）、 加藤 文枝（Vc.）
