室内楽塾 in 京都 2025 受講生募集

2024.08.27

2025年1月10-13日に、5回目となる京都での室内楽塾を開催いたします。皆様の応募をお待ちしております。

Ⅰ概要

私たちMusic Dialogueでは、室内楽を通して、若手演奏家が経験豊富な演奏家と一緒に真の音楽創りを学ぶことで、アンサンブルの本質を理解できる優れた演奏家になるためのお手伝いをしていきたいと考えています。指揮者・ヴィオリストとして世界の様々なオーケストラや音楽祭で音楽監督や首席奏者をつとめてきた大山平一郎(Music Dialogue芸術監督)やソリスト・室内楽奏者・指導者として活躍しているヴァイオリンの谷本華子(Music Dialogueアーティスト)と一緒に演奏しながら、国際レベルでの音楽創りのプロセスを体験できる、貴重な機会です。

  →2024年に開催された第4回「室内楽塾 in 京都」の詳細や関連記事は、こちらからご覧いただけます。

【期  間】2025年1月10日(金)~13日(祝・月)   

【会  場】旭堂楽器店(京都市中京区寺町通夷川上ル 藤木町24)
     ※初日1月10日のみ、今福音楽堂(大阪府大阪市城東区今福東1丁目10-5)

【募集楽器】ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ 

【受講内容】
・受講生と大山平一郎・谷本華子が共に室内楽のグループを組んでのレッスン/リハーサル。
・1~3日目:リハーサル 1日2~3時間(一般のお客様に部分的に公開予定です)
   4日目: ゲネプロ、本番(一般のお客様に公開します)
・受講曲は、経歴、演奏経験、受講希望曲等を精査し、塾長が最終決定いたします。

★12月に2時間程度のオンライン講座(音楽史や楽曲分析など)を受講していただき、演奏曲の準備に役立てていただきます。

※原則として、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる3~5名程度の編成
※編成を考慮の上、希望以外の曲に決まる場合もあります


【講師 経歴】

大山平一郎(ヴィオラ)  桐朋学園音楽高校卒業後、英国ギルドホール音楽演劇学校を卒業。その後米国インディアナ大学でも研修。1972年、マルボロ音楽祭にヴィオリストとして参加後、数多くの国際音楽祭に招待され、ギドン クレーメル、ラドゥ ルプー、アイザック スターンら著名な演奏家と共演。 1979年にカルロ・マリア・ジュリーニの率いるLA Philの首席ヴィオラ奏者に任命され、1987年にアンドレ・プレヴィンの副指揮者に任命される。その後、客演指揮者として、欧米各地で指揮をする。日本でも数多くのオーケストラを指揮している。米国サンタフェ室内音楽祭、ラホイヤ・サマーフェストの芸術監督を歴任。1999年から5年間、九州交響楽団の常任指揮者、2004年から3年半の間、大阪交響楽団首席指揮者。2003年に30年にわたるカリフォルニア大学教授職を終える。2007年から3年間、ながさき音楽祭音楽監督。2017年に35年にわたるSanta Barbara Chamber Orchestra の音楽監督を終える。2005年に“福岡市文化賞”、2008年に文化庁”芸術祭優秀賞”、2014年に米国サンタ・バーバラ市の文化功労賞を受賞。現在、“Music Dialogue” 芸術監督。CHANEL Pygmalion Days Chamber Music Series 芸術監督。米国Lobero Theatre Chamber Music Project芸術監督。

谷本華子(ヴァイオリン) 桐朋学園大学ソリストディプロマコースを経て、ロームミュージックファンデーションの奨学金を受賞し、カナダ・ブランドン大学へ留学。カナダナショナルヴァイオリンコンクール第2位、シェーン ヴァイオリンコンクール第1位、21世紀協会賞、大阪府知事賞、クリティッククラブ音楽賞等多数の受賞を重ねる。現在、ソロや室内楽を中心に、長岡京室内アンサンブル、いずみシンフォニエッタ大阪、東京バロックプレイヤーズ、Music Dialogueアーティストのメンバーとして活動するほか、兵庫県立西宮高校音楽科特別非常勤講師、宝塚ミュージックリサーチ顧問として後進の指導にも努める。2021年、デビューCD「J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)」をリリース。
公式ホームページhttp://hanakotanimoto.com


Ⅱ申込方法

【対象】
原則として、35歳未満の演奏家を目指し音楽を専門的に学んでいる、またはすでに演奏家としての活動をしている方で、さらなる演奏技術の向上と室内楽曲における解釈力を高めたい方。

【受講料】66,000円(税込) 
※交通費、宿泊費、食費等は自己負担となります。
※ご入金後のキャンセルによるご返金はいたしません。

【応募方法】
以下の資料一式を、期限までに事務局宛てに郵送、もしくはメール(mihoito@music-dialogue.org)で送付して下さい。(※応募書類一式は返却いたしませんのでご注意ください。)

  • 参加申込書
  • 受講者写真 
    JPGなどの画像ファイルをメールに添付。サイズ自由、カラー。
  • 過去1年以内に自身の演奏を録音した10分程度の音源
    wavファイルかYouTubeのURLをメールに添付・記載すること。
  • 推薦状1通
    音楽演奏家による推薦状。様式は問いませんので、推薦者と応募者の関係、応募者の特徴、将来性などについて記載。推薦者から直接mihoito@music-dialogue.org宛にお送りください。 

これまでに大山平一郎と共演、または指導を受けたことがある方に関しては、写真・音源・推薦状の提出が免除されます

【応募締切】2024年11月1日(金)必着

【選考および通知決定】応募書類と音源から選考し11月15日(金)までにメールにて通知いたします。

【その他】
・受講生は、期間中の全レッスン/リハーサル見学が可能です。
・受講のために必要な交通・宿泊・滞在・食費は、受講者の自己負担となります。

【主催・お申込み・お問い合わせ先】

Music Dialogue事務局:
〒153-0062  東京都目黒区三田2-15-10 
info@music-dialogue.org

主催:⼀般社団法⼈ Music Dialogue
協力:旭堂楽器店

室内楽塾 in 京都 2024

©Ryosuke Yagi

日々の日誌より

「自分には表現が足りない」と漠然と思っていましたが、まず、なにを表現するべきなのかを明確にする必要があると感じました。(初日)

たった1日のリハーサルでの受講生たちの吸収の早さに驚きました。音質や呼吸感も一体となってきており、演奏している時以外のちょっとした時間内での受講生同士、受講生と講師との交流も信頼関係に結びついているように感じました。(初日)

ハーモニーづくり、音程感覚、その瞬時に察知して音を作るということを、音を出しながら実際に感じて学んだような気がした日でした。常に集中して、自分以外のパートを本当によく聞いて自分がどのような音を出すか、イメージして音を出す、そのようなことを常に今後できるようになりたいです。(3日目)

今回のリハーサルと本番を通して、ただ楽譜に書かれている通りに演奏して弾けている気分になっていたのが、本質的な部分まで考えて演奏すると音楽に説得力が増し、音楽自体が変わったことを実感しました。また、実際にアンサンブルをしてみて、音楽の流れや音量のバランスなどを瞬時に察知する能力が自分には足りないと思ったので、そういった点を今後の課題として、またいろいろな作品に取り組んでいきたいと思います。(最終日)


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