コラム

【ディスカバリー・シリーズ6月公演に向けて】山本周さんより

2023.06.05

ディスカバリー・シリーズ6月公演に向けて、レグルス・カルテットのヴィオリスト、山本周さんからメッセージをいただきました。


3月に引き続き出演させていただく、ヴィオラの山本周です。

今回演奏する二曲はともにレグルス・カルテットで演奏するのは初めての作品ですが、シューベルトの「死と乙女」は個人的に何度も取り組んだ作品で、強く思い入れがあります。 弦楽四重奏曲第12番「断章」以降の後期のシューベルトの弦楽四重奏曲は、素晴らしい旋律に加えて非常に美しい和声感があり、ヴィオラ奏者としてはその揺らぐような繊細な和声をどう表現するかいつも悩みつつも楽しんで弾いています。

ブラームスの弦楽五重奏曲は、今回大山先生とレグルス・カルテットとしての初共演ということで、カルテットとしてどのような変化を起こすのか自分としても楽しみですし、またお客様にその過程を含めて聴いていただくことでより楽しんで頂けると思います。
ぜひご来場いただけましたら嬉しいです。


山本周 YAMAMOTO Shu 【ヴィオラ】
3歳よりヴァイオリンを、18歳よりヴィオラをはじめる。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学を経て同研究科修了。室内楽、オーケストラ奏者として国際音楽祭NIPPON、武生国際音楽祭、東京・春・音楽祭や宮崎国際音楽祭などに出演。また首席奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団などに客演。これまでにヴァイオリンを森川ちひろ、徳永二男の各氏に、ヴィオラを佐々木亮氏に師事。サントリーホール室内楽アカデミー第4期~第6期フェロー。


○字幕実況解説付き公開リハーサル
【日時】6月21日(水) 19:00開始  (18:30開場)
【会場】中目黒GTプラザホール (中目黒駅南口よりすぐ)
【料金】一般 2,500円、学生 500円 (自由席)
○本公演
【日時】6月25日(日)16:00開演  (15:30開場)
【会場】築地本願寺 講堂(築地駅よりすぐ)
【料金】一般 4,500円、学生 2,000円 (自由席)
【曲目】
 シューベルト 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810《死と乙女》
 ブラームス 弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op. 111
【出演】
 レグルス・カルテット : 吉江美桜(Vn.)、東條太河(Vn.)、山本周(Vla.)、矢部優典(Vc.)
 大山平一郎(Vla.)

※プログラムや出演者は都合により変更になる場合があります。
※お客様のご都合による申し込み後のキャンセル及び返金はお受けできません。予めご了承ください。 全てお座席は自由席となっております。


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